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7月13日(木)うつけんスクール2023第3回講義「なぜ刑事司法に興味を持ち、今、なぜ再審法改正なのか」|講師:周防正行(映画監督)オンライン
2023年7月13日 @ 20:00 - 22:00
うつけんスクール2023第3回講義「なぜ刑事司法に興味を持ち、今、なぜ再審法改正なのか」|講師:周防正行(映画監督)
周防正行(すお まさゆき)監督プロフィール
1956年生まれ。東京都出身。立教大学文学部仏文科在学中、映画評論家の蓮實重彦の講義を受けたのをきっかけに映画監督を志し自主映画を製作し始める。高橋伴明監督に志願し電話番からキャリアをスタート。助監督として年間10本以上の作品に参加し高橋伴明監督はもとより若松孝二監督、井筒和幸監督らの作品にも参加。その後『スキャンティドール 脱ぎたての香り』で1984年に脚本デビュー。
同年、小津安二郎監督にオマージュを捧げた『変態家族 兄貴の嫁さん』で監督デビュー。異彩を放つこの作品で注目の人となる。
1989年、本木雅弘主演『ファンシイダンス』で一般映画監督デビュー。修行僧の青春を独特のユーモアで描き出し大きな話題を呼び、再び本木雅弘と組んだ
1992年の『シコふんじゃった。』では学生相撲の世界を描き、第16回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ、数々の映画賞を受賞。
1993年、映画製作プロダクション・アルタミラピクチャーズの設立に参加。
1996年の『Shall we ダンス?』では、第20回日本アカデミー賞最優秀賞13部門独占受賞。同作は全世界で公開され、2005年にはハリウッドリメイク版も制作され、2013年に宝塚歌劇団にて舞台化された。
2007年公開の『それでもボクはやってない』では、日本の刑事裁判の内実を描いてセンセーションを巻き起こし、キネマ旬報日本映画ベストワンなど各映画賞を総なめにし、2008年、第58回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
2011年6月に発足した法制審議会「新時代の刑事司法制度特別部会」の委員に選ばれる。
同年には巨匠ローラン・プティのバレエ作品を映画化した『ダンシング・チャップリン』を発表。銀座テアトルシネマでロングランヒットを記録。
2012年『終の信託』では、終末医療という題材に挑み、毎日映画コンクール日本映画大賞など映画賞を多数受賞。
2014年の『舞妓はレディ』では、個性的な歌と踊りとともに京都の花街を色鮮やかに描き出し、2018年には博多座で舞台化され好評を博した。
2016年、紫綬褒章を受章。
2018年、立教大学相撲部名誉監督就任。
2019年より「再審法改正をめざす市民の会」共同代表としても活動。
最新映画作品は、映画がまだサイレント(無声)だった大正時代に大活躍した活動弁士たちを描いた『カツベン!』(2019年公開、第43回日本アカデミー賞優秀監督賞他受賞)。
現在、総監督を務める、1992年公開の映画から30年後の教立大学相撲部を描くドラマ「シコふんじゃった!」が、Disney+にて配信中(全10話)。
《主な著書》
◎小説・エッセイ・ノンフィクション
- シコふんじゃった。(1991年 太田出版/1995年 集英社文庫)
- Shall we ダンス? 周防正行の世界(1996年 ワイズ出版)
- Shall we ダンス?(1996年 幻冬舎/1999年 幻冬舎文庫)
- 『Shall we ダンス?』アメリカを行く(1998年 太田出版/2001年 文春文庫)
- スタジアムへ行こう!―周防正行のスポーツ観戦記(2000年 角川書店)
- インド待ち(2001年 集英社)
- アメリカ人が作った『Shall we dance?』(2005年 太田出版)
- それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!(2007年 幻冬舎)
- 周防正行のバレエ入門(2011年 太田出版)
- それでもボクは会議で闘う——ドキュメント刑事司法改革——(2015年 岩波書店)
◎対談・インタビュー
- 古田式(2001年 太田出版) – 古田敦也氏との共著
- ファンの皆様おめでとうございます(2002年 大巧社) – 若松勉氏との共著
詳細はコチラ
https://sites.google.com/view/utsukenschool2021/