アンドリュー・パーソンズ 国際パラリンピック委員会(IPC)会長
菅義偉 首相
丸川珠代 五輪担当相
小池百合子 東京都知事
橋本聖子 大会組織委員会会長
東京パラリンピックの中止を求める声明
新型コロナウイルスの全国的な感染爆発で、現在13都府県に緊急事態宣言が発令され、16道県にまん延防止等重点措置が適用されている。1日の新規感染者数は2万人を超え、重症者数も過去最多を更新している。自宅療養者も激増し、厚生労働省によると全国の自宅療養者数は、8月18日時点で9万6857人に上るということである。自宅療養中に容体が急変し自宅で死亡する感染者が続出している。
緊急事態宣言下にもかかわらず東京オリンピックを強行したことが、感染抑止の取り組みの大きな妨げとなり、感染急拡大に拍車をかけたことは明白である。
現在の感染状況は「災害級」とも「制御不能」とも言われており、東京オリンピックが開催された時よりもさらに深刻な状況となっている。このような状況下で東京パラリンピックを開催することは、さらに感染拡大に拍車をかけ、救える命も救えなくなる可能性が高い。
よって、アンドリュー・パーソンズ国際パラリンピック委員会(IPC)会長、菅義偉首相、丸川珠代五輪担当相、小池百合子東京都知事、橋本聖子大会組織委員会会長に対し、人々の命を守るために東京パラリンピックを中止することを求める。
2021年8月23日
東京オリンピック・パラリンピックの開催中止を求めるオンライン署名 呼びかけ人
弁護士 宇都宮健児